6位にランクインした武蔵小杉。新築のマンションも続々と建ち並び、都心のベッドタウンとして人気のようだ。
もとは工業地帯だったが、ここ10年で高層マンションが立ち並ぶニュータウンとして様変わりした。再開発の勢いは今も衰えておらず、武蔵小杉駅北口側では、今年竣工予定のタワーマンションを建設中。2022年には日本医科大学武蔵小杉病院跡地に、商業施設や住宅を含む180mのツインタワーの建設が予定されている。
東急東横線・目黒線、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ラインが発着し、新宿や東京へも約20分とアクセスが良いため、今後も都心のベッドタウンとして、人口増加が見込まれている。
それに伴い、大型商業施設や学校などの整備も進む。2013年、駅直結の「武蔵小杉東急スクエア」のオープンを皮切りに、「三井ショッピングパーク ららテラス 武蔵小杉」、「グランツリー武蔵小杉」といった大型商業施設が完成。人口流入による児童数の増加を受け、2019年度には新たな小学校も開校するという。さらに、最新医療設備を備えた日本医科大学武蔵小杉病院の新病棟も登場する予定で、住民の生活基盤を支える環境が着々と整えられている。
新しい街並みが形成される一方、85の店舗が軒を連ねる「法政通り商店街」など旧来の街並みも残っており、毎年夏には全長80mの「大そうめん流し大会」、秋には武蔵小杉周辺の自治体・NPO法人が有志で主催する「コスギフェスタ」など、住民同士の交流を深められるイベントも開催されている。図書館や区役所、警察署といった公共交通機関が駅から徒歩圏内に集まっているのもうれしい。
武蔵小杉駅の混雑緩和のための取り組みや、待機児童解消のための取り組みも進んでいる武蔵小杉。人口の増加と比例して、“住みやすさ”の向上も期待したい。
武蔵小杉はここ10年で高層マンションが立ち並ぶニュータウンとして様変わり
一方で法政通り商店街など旧来の街並みも残っており、自治体やNPO法人主催の住民交流イベントも多く住みやすい
多路線が発着し、新宿や東京へも約20分と好アクセス、今後も都心のベッドタウンとして人口増加が見込まれている