9位の大宮とともに、埼玉県の県庁所在地・浦和もトップ10にランクイン。JR京浜東北線・宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ラインが通っており、池袋や新宿までは約20~25分。教育熱心な土地柄も知られ、“住みたい街”としての人気が高まっているようだ。
県庁所在地ということもあり、駅周辺には県立図書館、地方裁判所、警察署といった行政機関が集結。県立浦和高等学校や県立浦和第一女子高等学校といった公立高校があり、落ち着いた雰囲気の郊外住宅として県内では古くから人気があった。関東大震災後には多くの画家が移り住んだとされ、文豪が多い鎌倉と並び「鎌倉文士に浦和画家」という言葉ができたほどだ。
一方、「サッカーの街」としても有名で、ホームチーム「浦和レッドダイヤモンズ(以下、浦和レッズ)」を地域を挙げて応援。今年3月には、駅西口に新たに「JR浦和駅西口ビル」が誕生。アトレやスポーツクラブのほか、東西をつなぐ地下通路には浦和レッズのオフィシャルショップがオープンする予定だ。
駅前には「伊勢丹浦和店」「浦和PARCO」「浦和コルソ」のほか、「イトーヨーカドー」や大型のスーパーもあり、ショッピング環境が充実。弘法大師が創建したとされる「玉蔵院(ぎょくぞういん)」周辺には古い街並みが残る「うらもん商店街」も続いている。
交通のアクセス、行政、買い物環境と併せて、教育機関やスポーツ・イベントも充実する“文武両道”の街・浦和。特に子育て世帯の注目を今後も集めそうだ。