楽器可の物件を探す場合、注意しておく点がいくつかある。一つは演奏時間の制限。やはり一言に楽器可と言っても、皆が寝静まっている深夜に音が漏れてしまうと周りの迷惑となってしまう。演奏時間の制限についての具体的な時間はバラつきがあるので、応相談といったところだろう。やはり、日中の時間を演奏可能時間として設定しているところが多い。この時間帯は、会社や学校で住人も家を空けている場合が多く、部屋で寝ている人も少ないので、多少音が漏れても問題ないという判断だろう。したがって、仕事終わりの時間で楽器の演奏をしたいと思っている人は、演奏制限時間と仕事の終わり時間などの兼ね合いで、事前によく考えておく必要がある。
一方、音がしっかりと遮断できるように設計された24時間演奏可能の物件もある。しかし、この場合は一般物件と比べて家賃が高い傾向にある。また、一軒家のように隣の建物と距離が離れている場合は、楽器の演奏を認めているところも比較的多い。いずれにせよ、賃貸業者ときちんと相談して後々のトラブルが起こらないようにすることが大切だ。
もう一つ注意しておくべき点は、演奏する楽器の種別だ。このあとの記事で、演奏が認められやすい楽器とそうでない楽器に分けて、紹介していく。