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- ●名前：K・Mさん（夫・29歳） K・Yさん（妻・31歳）
- ●家族構成：夫婦
- ●職業：SE（Mさん）、営業（Yさん）
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- ●所在地：東京都豊島区
- ●築年数：築23年
- ●アクセス：JR山手線大塚駅から徒歩6分
- ●間取り：2LDK/51.7㎡
- ●家賃：14万9000円、管理費込み
- ●入居時期：2011年8月
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賃貸物件の壁紙には無難な色や柄のビニールクロスが用いられることが多く、画一的な印象になることが多い。Kさん夫婦は当初、そんな賃貸を卒業し、中古マンションの購入を考えていたという。
「中古物件を買って自分好みにリノベーションしようと考えていたんです。いろんな雑誌を見たりカフェの内装を写真に撮って、イメージもだいたい固まっていました。そんなときにこのマンションに住んでいる方のブログをたまたま見て、この物件を知ったんです。賃貸なのに壁紙を自由に選べるなんて衝撃を受けましたね。もうここしかない！って思いました」
まさに一目惚れ。その日のうちに引越しを決断し、契約から約1カ月という短期間で入居までこぎつけた。
見学当日に壁紙サンプルを見たYさん。帰り道にはすでに
各部屋の壁の色を検討していたとか
キッチン側から見たLDK。「ニューヨークのアパートメントみたいにしたかった」とKさん
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契約後は夫婦でひたすら話し合い、壁紙のイメージを固めていったという。
「だいたいのイメージはもっていても、いざ選ぶとなると全部よく思えてきて。大家さんが壁紙の知識の豊富な方だったので、そのアドバイスも参考にしながら、3週間くらいかけて決めました」
ギリギリまで検討を重ね、1000種類以上にもおよぶサンプルのなかから最もイメージに近い壁紙を厳選したという。
「デザインが確定してからはとにかく入居が待ち遠しくて。それって普通の賃貸では絶対に味わえない感覚ですよね」
もともとカスタマイズ志向の強かった夫婦。イメージを具体化する
ため何度も話し合った
クローゼットに壁紙を張るアイデアは大家さんとの打ち合わせ時にひらめいた
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こだわり抜いた甲斐があり、各部屋とも賃貸とは思えない個性が光る仕様となった。玄関はオレンジ、寝室は壁が青で天井が黒。リビングは一面に印象的な赤を使い、周りをレンガ調の壁紙で囲んだ。スタイリッシュで個性的な住まいには、ニューヨークのアパートメントのような雰囲気すら漂う。
「想像以上の仕上がりに感激しました」と夫のMさん。「家に帰るのが楽しみになりました。賃貸でもここまで自分好みに変えられるんですね！できるだけ長く住み続けたいと思っています」
ちなみにKさん宅の壁紙にかかった費用は、大家さん負担で全室合計16万円程度。およそ1カ月分の家賃でここまで部屋の印象を変えられることに驚きだ。
暖かいオレンジ色の玄関。出勤前も帰宅時も、気持ちが明るく
なるように色を選んだ
2人は「家に帰るのが楽しみになった」と口をそろえる
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賃貸物件でありながら、個性を発揮できる壁紙セレクト。こういった、入居前に壁紙や床材を選べる賃貸物件が登場してきている。Kさん宅のように玄関からリビング、居室まで複数個所の壁紙を選べるか、一部の壁紙だけかなど範囲は物件や会社によってまちまちだ。
また、選べる壁紙の選択肢も、数種類から数百種類までさまざま。更に、壁紙だけではなく床材やクローゼットの扉板といった建具を選べるものもある。と、夢があふれる入居前セレクトだが、入居までの間に壁紙などアイテムを選び、施工する時間が必要なので、入居を急ぐ人は要注意。
同じ家具や小物でも、壁の色ひとつで印象が大きく変わるのは
驚きだ
色が気持ちに与える影響は大きいもの。部屋によって色を変えられるのは魅力的だ
- ロイヤルアネックスTEL：0120-953-238(株式会社メゾン青樹)HP：http://maison-aoki.jp/
取材協力／株式会社メゾン青樹取材・文／榎並紀行撮影／藤本和成
