築4年の実家に移り住むことになったUさん。「インテリアをはじめ家のことが大好きなので、自分好みの空間をつくりたい。でもまだ新しい家なので既存の状態も活かしながら、コストはあまりかけないことが前提でした」。3階にあるLDKは、「オープンは嫌だけど、LDが見えるキッチンに」との要望から、キッチンとLDをガラスのパーテーションで区切り、キッチンをLD側に移動。無垢の床や珪藻土の壁、ステンレスのキッチンなど、経年変化を楽しめる素材をふんだんに用いたこだわりの空間を実現した。さらに既存の建具を移設したり、既存の棚板を加工してオープンな食器棚にするなどしてコストを抑制。毎日の暮らしを楽しむ住空間を叶えている。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
築年数 | 4年 |
間取り | [ Before ] 4LDK+S → [ After ] 4LDK+S |
目的 | デザイン重視、間取り変更・スケルトン、自然素材 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、洋室、和室、書斎、収納、バルコニー・エクステリア、その他 |
新しくした設備 | システムキッチン サンワカンパニー 無垢フロア マルホンウォルナット テラス床タイル 平田タイル キッチン壁タイル アドヴァン |
費用 | 680万円 |
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費用概算 |
解体・木工事: 3,080,000円 家具・建具工事: 450,000円 内装工事: 1,390,000円 住宅設備機器・給排水工事: 840,000円 床暖房工事: 560,000円 諸経費: 480,000円 |
工期 | 2ヶ月 |
リフォーム面積 | 105.58平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
デザインや素材、設備にいたるまで、長年温めてきた数々の要望に、じつに柔軟に応えてくれて、しかも納得の価格。他社の見積もりでは1000万円を超えるといわれていたのに対し、リフォーム工房さんはあれもこれもと希望を盛り込んだのに予算内で収まったことにも驚いています。和気藹々とした社風、人柄も好印象でした。
U様が移り住むことになったご実家は築4年。ご家族が暮らすには十分な広さがありましたが、ご自宅でピアノ教室を開くためのレッスン室やUさんの書斎を新たに設ける必要がありました。コストの関係もあり、間取りを大きく変えず、既存の建具などを活かしながらも、資材や設備にもこだわった空間を希望されていました。
2階和室の引き戸を3階LDに、LDのドアを2階ウォークイン・クロゼットに移設。さらに元からあった棚板を加工してオープンな食器棚にするなど、既存の建具等を新たな空間で再利用。予算を抑え、資源も大切にしています。移設は難しいと思われがちですが、ドアや引き戸は比較的移設がしやすく、キッチンや洗面などの設備も状況により行うことができます。また、レッスン室や書斎を新たに確保し、素材や設備のこだわりも形に。バランスのよい予算配分でU様が思い描いていた理想の住空間をつくり出しています。
白を基調にした壁・天井に、深い色合いのウォルナット無垢材、ステンレスのキッチンを採り入れ、モダンななかにも温かみのある空間を実現。壁は一部を墨黒色にペイントすることで、より洗練された雰囲気を演出しています。さらにU夫人愛用の調理用具や食器を見せる収納も設け、個性あふれる空間を実現しています。
2階にあった和室は、U夫人が開いているピアノ教室のレッスン室へと一新。連続する広縁をなくし、ウォークイン・クロゼットを設けました。レッスン室の奥、洋室があった場所にはレッスンに付き添う父母のための待合スペースとなるテラスを設置。その隣にはUさんのための書斎を設けています。
「使い込むほどに味わいの出る素材が好き」と語るU夫人。床は、使っているピアノと同じ素材のウォルナット無垢材を採用。レッスン室はヘリンボーン貼りとし、より重厚な趣を生み出しています。キッチンには白いサブウェイタイル、壁には珪藻土を採用。スッキリ広々とした空間に自然素材の映える空間を実現しています。
白いサブウェイタイルの壁、ウォルナット無垢の床、ステンレスのキッチンと、夫人のこだわりを形にした空間。タイル壁面には、愛用のキッチン用品を見せる収納を設置。「ステンレス製の棚は、サイズに合わせて壁面を凹ませてスッキリ収まるようにするなど、細部まで丁寧な施工を行ってもらいました」。ガラスのパーテーションで仕切ることで、LDとの程よい距離感を保っている
窓側にあったキッチンはLDを見渡せる位置に移動。「無垢材を使っていてもカントリー調にはならないように」との要望から、正面の壁は墨黒色にペイントし、モダンな雰囲気を高めている。「窓辺のテーブルでお茶を飲みながら、窓外に行きかう電車を眺めるひとときも気に入っています。LDだけでなく、キッチンにも床暖房を入れたのは正解。冬も快適です」とU夫人
LDとキッチンはガラスのパーテーションで間仕切り。ダイニングからもお気に入りの食器や調理器具が並んでいる様子も眺めることができる。「今まで狭い家に住んでいたので、広々と開放的にしたいという希望どおり。天井に20個もついていたダウンライトは撤去して必要最小限の照明とし、床と壁の境界の幅木は設けない仕上げに。シンプルで居心地のいい空間です」とU夫人
2階和室はピアノのレッスン室へと一新。「床にウォルナット無垢材を選んだ大きな理由は、このピアノがウォルナット製だからなんです。ただ貼るだけでなく、ヘリンボーン貼りにして重厚な雰囲気にすることも、ずっと叶えたいと思っていたこと。レッスンに来られる生徒さんや親御さんからも好評です」とU夫人。壁の一面はキッチンと同じ墨黒色にペイントしてモダンさをプラス
レッスン室の奥には、付き添いの父母のための待合スペースとなるテラスを設置。引き違いガラス戸は、移設したものを採用している。「付き添いの方がレッスンの様子を聞きたいという場合は引き戸を開けて、小さいお子さんを連れている方が、レッスンに支障のないようにしたい場合は閉めてというように使い分けられる点もいいですね」とU夫人。テラスのさらに奥にはUさんの書斎を設けている
会社名 |
リフォーム工房(株式会社リフォーム工房)
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