譲り受けた実家の貸家は築45年の日本家屋。汚れて薄暗く老朽化のため、そのままでは住めない状態でした。そこで南面の中心にLDKを配置。使いにくい和室は壁を取り払い、天井も抜いて、広々としたLDKと寝室に一新。パイン無垢材の床も素足に心地よく、窓外に四季折々に草花が茂る路地の風景を楽しめる開放的な空間が誕生しました。朽ちかけていた濡れ縁は、広げて作り直し縁側に。内と外を曖昧につなげる縁側は、古きよき時代の日本の住まいの「なごみ」を感じさせて、より深いくつろぎ感を生み出しているようです。2人のお子さんもすっかりお気に入りで、遊びから帰ると、ここから「ただいま」とリビングに駆け込んでくるのだそう。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+子供2人 |
築年数 | 45年 |
間取り | [ Before ] 5DK → [ After ] 3LDK |
目的 | 間取り変更・スケルトン、家の老朽化、自然素材、構造補強、子供の成長 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、寝室、子供部屋、書斎、玄関、浴室・バス、洗面所、トイレ、縁側、その他 |
新しくした設備 | キッチン/LIXIL(INAX/イスト)、ユニットバス/LIXIL(INAX/ラ・バス)、トイレ/LIXIL(INAX/アメージュC)、洗面台(ボウル・水栓金具)/LIXIL(INAX/サティス) |
費用 | 1200万円 |
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費用概算 |
木工事(造作含む): 2,850,000円 塗装工事: 200,000円 電気工事: 400,000円 建具工事: 650,000円 内装工事: 600,000円 外装工事: 2,500,000円 設備機器: 1,800,000円 建材: 2,800,000円 照明器具: 200,000円 |
工期 | 80日 |
リフォーム面積 | 87.00平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
インターネットや雑誌で、自然素材を使ったリフォームを得意としているOKUTAさんを知りました。たくさんの施工実例の写真を見て、デザインセンスが自分たちの理想のイメージにぴったりだったのも決め手です。実際に住んでみると、暮らしやすさも格別。上質なデザインと快適な住み心地が両立していることを実感しています。
南側が長辺にあたる長方形の敷地でありながら、日当たりが一番よい南側の中央に玄関があったリフォーム前の家。Mさんご夫婦からは、「とにかく日差しがたっぷり入る住まいにしたい」とご相談を受けました。特にM夫人は、窓外の風景を眺めながら家事ができるキッチンを要望されました。
車も入ってこない路地奥に面しているため、人目を気にせず外の景色が楽しめる立地を活かして、リビングを玄関があった場所に、キッチンは路地に向かい合う位置に移動しました。そうすることでご要望どおり、路地の風景を眺められるキッチンが誕生。引き戸を開ければ寝室とも一体になる広々としたLDKは、平屋部分の天井をぎりぎりまで上げて、縦方向の広がりも実現しています。既存の丸太梁をあらわしにして、ナチュラルインテリアのアクセントに。高窓を設置して上方からの日差しも取り込み、明るく開放的な空間にしました。
インテリアデザイナー 桑原 陽子
部屋数が多く、4人家族には不向きな間取り。天井が低く日差しも入らないため日中でも暗い家でした。家族がいつでも集まりたくなる気持ちのいいリビングや、家族と会話しながらお料理ができるキッチンを実現するために、思い切って水廻りの位置も移動させる、大胆な間取りの変更を行いました。
内部はもとより、外観の老朽化もかなり進行していました。スレートの外壁や屋根は色あせて、古びた印象を与えるだけでなく、断熱材なども十分に施していないため、住み心地も快適とは程遠いもの。そこで先進の断熱材や、構造を伴う間取り変更に合わせた補強も施し、シンプル&モダンなデザインの外観も実現しました。
Mさんご夫婦はリフォームをするにあたって、「自然素材を用いた住まいにしたい」と意見が一致。パインの無垢材のフローリングや珪藻土の塗り壁を選択されました。洗面化粧台やワークスペースのデスクは、床材と雰囲気をそろえたパイン無垢材で造作するなど、ナチュラルな雰囲気を大切にされています。
既存の壁や天井を取り払い、現れた柱と梁(一部、補強のため入れたものもあり)は、ダークブラウンの塗料で化粧を施した。天井を上げて設置した高窓が日差しを隅々にまで導き入れる。床材はパイン無垢。正面奥の寝室の引き戸を全開すれば、より大きな空間が出現
正面に路地の緑が眺められる特別席にキッチンを移動。明るい日差しと開放感を満喫できるのはもちろん、家族と会話を楽しみながら、時には縁側から飛び込んでくる2人の元気なお子さんと声を掛け合いながら家事ができるのも楽しい
屋内と屋外を曖昧につなぐ空間、縁側。どこか懐かしい日本家屋独特の和みの空間だ。材は風雨に強いレッドシダー。リビングの延長として違和感のないナチュラルカラーに仕上げている
中央の3枚引き戸で仕切れる2ドア仕様の子供部屋。仲のよい2人兄弟が小さなうちは、1部屋で一緒に楽しく遊べるように間仕切りを開放して。将来は2つの独立した個室として使用する予定
キッチンの一角に設けたワークスペースは、ダイニングからくるりと振り返った位置だから、いつでも家族で共用でき、親子の会話が広がるきっかけにも。デスクや収納棚は、床材と同じ無垢のパイン材で造作
会社名 |
LOHAS studio(株式会社OKUTA(オクタ))
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