築約50年の自宅を増築して暮らしてきたMさんご家族。老朽化が進み、耐震性への不安はもとより、冬の寒さを何とかしたい、との想いから常々リフォームを考えていた。
そんなご家族にとって行動を起こすきっかけとなったのがお隣の土地を購入できたこと。これまでなかった広い駐車スペースが生まれたことで「今の家を未来に向けて、より価値あるものに!」と夢が広がった。
こうして生まれ変わった住まいは、玄関の位置も、階段の場所も様変わり。「こんなことができるの?」と驚くことばかりだったそう。1階に夫婦それぞれの寝室ができたこと、徹底的に高められた断熱性能や耐震性能も快適で安心。理想以上の暮らしが満喫できると語ってくれた。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
築年数 | 51年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] 5L・DK |
目的 | 耐震補強、間取り変更・スケルトン、バリアフリー、デザイン重視、家の老朽化、収納力アップ |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、和室、階段、玄関、外壁・屋根、寝室 |
新しくした設備 | - |
費用 | 2600万円 |
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費用概算 |
解体工事: 3,300,000円 内装工事: 9,100,000円 基礎・コンクリート工事: 700,000円 サッシ工事: 2,000,000円 給排水工事: 800,000円 電気工事: 1,000,000円 外壁工事: 1,300,000円 屋根工事: 1,200,000円 住宅設備工事: 2,300,000円 その他工事・諸経費: 4,300,000円 |
工期 | 5ケ月 |
リフォーム面積 | 131.37平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
決め手は、私たちの要望に対して、そう願う背景にまで想いを巡らせ、これ以上はないと思える提案を出してくれたことです。中でも驚いたのが、玄関も階段も位置が変更され、無駄なく合理的に暮らせる配慮がちりばめられていたこと。担当いただいた高崎さんの提案が素敵すぎて、ファーストプランのまま進めてもらいました。
襖やガラス戸で仕切られていた部屋割りでしたので、各部屋のプライバシーが無く、現代のライフスタイルに合わせる必要がありました。
また、耐震補強は必須で、断熱性能もほとんどありませんでした。そこで建物を一旦スケルトンにすることで、基礎も躯体も補強し、同時に吹付け断熱を施すことで建物の基本性能を高めました。
スケルトン工事のメリットを生かし、1階も2階も新たに設計しご提案しました。
東の隣戸ぎりぎりに増築した経緯がありましたが、その隣地を購入でき駐車場になりました。そこで北側にあった玄関を東側に移動させ、幅を大きくとることで、シューズクロークを兼ねた家族用の上り口も用意しました。北側が自由に使えるようになったことで、1階にご夫婦それぞれの寝室を用意することも可能になりました。
キッチンは対面式で背面は隠せる収納とし、気ままにごろ寝ができる畳敷きのリビングが分離できる3連の引き込み戸を導入しました。
リノベーション事業部/高崎 順治
増築した部分は比較的新しくても、建ててからおよそ半世紀。雨漏りの修繕が必要となるなど、さすがに老朽化が目立ってきたのがMさんの家です。ご夫婦も60歳を過ぎたこともあり、これから先の快適性や安全性を考えて、リフォームというよりも、全面リノベーションを目指しました。
手前にある隣地購入がリフォームのきっかけに
屋根も外壁も新しくして、これまで北側にあった玄関も東側に移動
古さは何とか耐え忍んだとしても、耐震性能の不足は命にかかわること。Mさんの家は建てられた時代背景もあり、また老朽化も進んだことから飛行機が上空を通過するたびに振動が伝わったとか。そう考えると事は急務です。そこで一旦構造体だけにして、耐震補強と同時に断熱性能を高めることにしました。
耐震性能に不安があった旧邸
一旦構造体にして耐震補強。同時に断熱性も高めて先進設備を導入
これから先の生涯ライフに適した間取り変更も大きな目的です。テーマに据えたのは、これから年齢を重ねていくご夫婦が、1階だけで暮らせる平屋ライフのような安全性。そこで既存の間取りにとらわれることなく大胆に変更。1階にご夫婦それぞれの寝室を計画し、トイレも寝室近くにレイアウトしました。
1階に夫婦の寝室がなかった以前の暮らし
リビング中心にDKもご夫婦の寝室もスムーズにつながるレイアウト
建物の骨格のみを活かして、屋根も、外壁も、そして窓の位置も移動させて新しくした外観。以前は玄関も道路側(写真手前側)に面していたが、左奥に見える隣地が購入でき、広い駐車場ができたことから玄関もそちら側に移動。生活動線も一新され、より快適な日常生活が送れるようになった
以前は北側にあった玄関を東側へと移動。天井は木目の美しい羽目板で、壁面は深みのあるブルーグレーのカラーリングで品よく演出。幅を広くとることで、来客用の上り口のサイドにシューズクローク機能を備えた家族用の上がり口も併設した
日当たりのよさと見晴らしのよさが堪能できる南側全面を使ったLDK。ダイニングの窓辺に多目的カウンターを設け、手前のリビングは座して過ごすことが好みというご家族に合わせて畳敷きとした。奥のDKと分離できる引き込み建具を入れることで、様々な生活シーンに合わせて使い分けができるようにした
これまで家族に背を向けてのクッキングから一転、リビングやダイニングで過ごす家族の笑顔を見ながら料理ができるキッチンが出来上がった。背面のカウンター収納は3連の引き戸で隠せる工夫も。閉じておくだけでスッキリしたインテリアになるためとても好評だ
玄関ホールから来客をスムーズに案内できる和室は、コンパクトながらも本格的な職人技法で仕上げられている。仏間と押し入れを吊りとし、その下を障子の地窓にすることで伸びやかさと更なる明るさも実現。エアコンを隠す格子も森住建からの提案だったそうで、Mさん自慢の一室になっている
こちらは1階に新しく用意した夫Mさんの寝室。リビングに隣接した妻Mさんの寝室も1階ということで、この先年齢を重ねても安心して暮らせるのが嬉しいとのこと。各部屋ともクロゼットの他、可変棚やカウンターデスクも造作され使い勝手の良さも追求されている
会社名 |
森住建(株式会社森住建)
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会社概要データ |
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