「しばらくは夫婦二人だけの住まいとして割りきって計画しました」と話すK夫妻。だからあえてダイニングスペースは設けず、カウンターキッチンにすることに決めていた。そんな要望とともに、ご夫婦仲良くBARに出かけることを知った同社スタッフは、「どうせなら本格的に極めませんかと」BARスタイルを提案。こうしてでき上がったのが、ムードのある照明で演出されたダイニング・キッチンだ。
「落ち着いて家飲みが楽しめるよう、古材を自分たちで見つけてきてカウンターに使ってもらいました」とお二人。「仕事帰り、外で夕食を食べた後など『2次会はBARで』がお決まりコースでしたが、今では『2次会は家のBARで』が定番です」と話してくれた。
建物タイプ | マンション |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦 |
築年数 | 46年 |
間取り | [ Before ] 4LDK → [ After ] 1LDK+S |
目的 | 中古購入、間取り変更・スケルトン、自然素材、デザイン重視、リノベーション、収納力アップ |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、寝室、玄関、廊下、その他 |
新しくした設備 | キッチン LIXIL(AS) キッチン収納 造作 洗面化粧台 造作 浴室 LIXIL(アライズ) トイレ LIXIL(ベーシアハーモL) |
費用 | 1260万円 |
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費用概算 |
仮設工事: 5,800,000円 解体工事: 1,350,000円 内装工事: 1,100,000円 電気工事: 850,000円 衛生設備工事: 500,000円 住宅設備機器: 1,500,000円 その他工事: 1,500,000円 |
工期 | 2.5ケ月 |
リフォーム面積 | 84.80平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
ネットを通じて当初は数社を候補に選び、最終的には2社まで絞りました。そんな中「KULABO」さんの決め手はデザインセンスのよさと価格の検討しやすさでした。
私たちの要望に対する解決策もセンスがよく一つ一つ納得できるものばかり。相談するたびに期待感は高まりお任せすることにしました。
築年数は46年ですが、メンテナンスも行き届いた物件のため、未来に向け、安心して改装することができました。
ただ、間取りは日の当たる南面に居室が並び、リビングに陽光が届かない4LDKです。この先お子様が誕生しても、子ども部屋が必要になるのは10年以上先と想定して、たっぷり収納を備えた1LDK+Sを計画しました。
「夫婦の趣味を思う存分楽しめる家にしたい!」というご要望を叶えるためのフルリノベーションです。
そこでご夫婦共通の趣味である「お酒を嗜むこと」を存分に楽しんでいただくために、カウンターキッチンはBARスタイルの大人かっこいい空間を提案しました。
このほか土間を融合させた明るく広い玄関、映画鑑賞ができるプロジェクター機能付きリビング、楽曲制作、演奏が趣味のご夫婦のためのワークスペース、ドライフラワーづくりに役立つパントリーも用意しました。
建築プランナー/原 佑帆
ご夫婦ともに仕事を持っておられるため、駅近の都心エリアにマイホームを持ちたいと願ったのがK夫妻です。そこで入手のコストを抑えるため中古物件を探してリノベーションすることに。
事前にご自分たちで物件を見つけ、契約前にプロの目を通じてお墨付きをもらうことで、確かなリノベーション計画を練っていきました。
フルリノベーションのため一旦スケルトンにして間取りを再構築しますが、K邸では水回りの位置変更も視野にプランニング。
そして「しばらくは二人のための家として部屋を広くとる」「カウンタースタイルのダイニング・キッチンにする」「陽光が入らない場所はできるだけつくらない」をテーマに計画していきました。
希望されていたカウンターキッチンを発展させ、お酒を愛するご夫婦のために、間接照明で演出した本格的なBARスタイルの空間にすることを計画しました。
また、無垢材の風合いも本物感を生み出す大切な要素として、ウォールナットや古材を積極的に採用していきました。
テーブル形式のダイニングではなく、あえてカウンターをダイニングスペースと割り切って設計。リビングの床は大人の風格を生み出すウォールナットの無垢材を採用し、テレビ背面にある照明を忍ばせた壁は古材で表現した。
ダイニング・キッチン部分のみ一段床を上げてモルタル調のフロアタイルを使用し、BARスタイルで演出した空間を強調
古美が味わいとなる古材を使ったカウンター、足元を飾る面材は間接照明が引き立つセメント系素材を用いることでまさに本格BARのような装いだ。
背面の照明で浮かび上がる棚にはご夫婦が世界中から集めたお酒のボトルや小物が収まり、お酒を嗜む趣味をお持ちのご夫婦にぴったりの空間として仕上がっている
モルタル構造梁をそのまま現しにしたビンテージ感のあるリビング。
お酒とともに映画鑑賞やTVゲームを趣味にするK夫妻は、家で過ごす楽しみを増やしたいと考えた。そこでプロジェクターやハンモックも設置。スクリーンは天井に巻き上げられるつくりなので手間なく大画面が楽しめるそう
こちらは以前和室だった場所にレイアウトした主寝室。ベッドの枕側を飾るのはホテルライクな装いの棚。
目に優しい間接照明も付けられているため寝入りもスムーズとのこと。写真では手前側にバルコニーが位置し、高窓を通じて陽光が届く奥がワークスペース
キッチンの背面からエントリーできる広々としたパントリー。キッチン用の家電や冷蔵庫も収まるため、生活感をBARスタイルのキッチン側に出さなくていいようになっている。
また、妻Kさんの趣味であるドライフラワーづくりも楽しめるよう、天井にはフックレールを取り付けた
こちらは土間を融合させた、マンションとは思えない広々とした玄関で自転車も収納可能。
共用廊下に面した窓から自然光が入るため明るく、洗面脱衣室との境目にブロックガラスを採用したことで、朝は洗面脱衣室に外からの陽光が届き、夜は玄関側に照明の光を通すことが可能
会社名 |
リノベーションスタジオKULABO(クラボ)(株式会社sumarch)
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